インドアなライダーがゆく 〜R1200GS編、クロスカブもね〜

東京都北西部区に住む36歳インドア♂が一念発起して2015年大型二輪免許を取得して、アウトドアライダーを目指し走り回る為のキッカケにするための日記。ナガイ...(T_T)

「頂上見えてるけど過酷な羊蹄山」2018夏・HOKKAIDERのススメ【3日目、4日目、ニセコをウロウロ、目の前の山に登りたい編】

ツイッターをやっていまする。


3日目、午前8時起床。

昨晩はどうやら楽しい飲み会過ぎて飲みすぎたらしい。

寝る前から分かってはいたが盛大に寝坊をした。

朝もはよから照りつける太陽のおかげでテント内は天然サウナと化し汗だくの起床となった。

 

テントから出てみるとテッチャンとタヌちゃんの姿はもうなかった。

北海道一周の旅が本格的に始まる今日、朝早くに出発したようだ。

楽しいひと時はあっという間で。

 

 

まずは、洗濯。

思い返せばこの旅はしょっちゅう洗濯をしていたな。

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仕方がない。毎日晴天で暑かった。

衣類の持ち物はTシャツ3枚、長袖インナー3枚、タイツ1枚、ズボン2本(半1、長1)、パンツ3枚。すべて速乾性のものである。

とすると、だいたい2日に1回は洗濯をする計算になる。

たまにズルして天気の良い日は脱げるものは全部脱いでまとめて洗っていた。

 

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周りに丁度よい木がなかったので、テントのロープをバイクと繋ぎそこに干した。

こうなるともうバイクには乗れなくなる。

 

この気温なら数時間で乾くであろうと踏み、今日は目の前にある山にでも登ろうと思う。

 

 

流石にこの時間から羊蹄山登山は無謀でもあるので、

練習登山であるはずの羊蹄山登山の更に練習で羊蹄山にくっつく【南コブ山】に登りつつ様子を伺うことにした。

南コブ山は、羊蹄山真狩登山口から入り、1.5合目あたりで分岐する標高600mほどの、その名の通りコブ状の山だ。

 

入山とともに山の自然がお出迎えしてくれた。

おそらくどこかの誰かが掘り起こしている最中の木の根。

 

あまり登る人がいないのか、所々人の歩いた跡がなくなり道に迷いそうになった。

 

実はコブ山の頂上からきれいな写真を撮って帰ってきたのだが、この後に起こったスマホの不具合により消滅。

しっかりと胸に刻んだはずだがどうにも思い出せない。

まあ良い。更にその上に登るための練習だ。

 

とはいえ、練習コースだと舐めていたが、初心者には中々きつい道のりの2時間であった。少しだけ山の歩き方がわかった気がした。この時は。

 

 

下山後まだお昼すぎの為、タヌちゃんがTwitterで最高だったとつぶやいていたニセコパノラマライン】へ走りに行くことにした。

以前(2015年)にも行ったことがあるのだが、その時は旅も後半に差し掛かっており、疲れと良い道飽きをしてしまっていたため、あまり記憶がない。

 

倶知安の農道より羊蹄山を一枚

 

道中の写真はまたまたないのだが、標高高くまで駆け上がる快走ルートは気持ちがよかった。

道中、【五色温泉】の付近では大好きな硫黄温泉の香りを楽しみながら走ることが出来た。

 

写真はニセコパノラマライン道中、大谷地にて

陽も傾いてきた為、ここで引き返した。

 

帰りは買い出しを済ませ、キャンプ場で割引券をもらった【まっかり温泉】へ。

露天風呂から羊蹄山を望めるとても良い風呂だった。

goo.gl

 

羊蹄山の裾野に沈む夕日。うむうむ。雄大

 

今夜も簡単にセイコーマートジンギスカンともやしを炒め、明日の予習をしつつ早めに床についた。

もうこのジンギスカンがあれば何も困らない。

 

 

 

4日目、午前5時起床。

少し寝坊をした。本当は4時には目覚め5時には登り始めたかったのだ。

気温が上がる前に登りたかった。

YAMAPでここ数日登っている人たちの記事を見ていると山頂でダウンを着ていたりするので、もしかしたら山頂は寒いのかな?なんて思いつつよくわからないので念の為ダウンジャケットもザックに忍ばせ出発した。

途中水場のない山の為、500mlのペットボトルに水を3本、スポーツドリンクを2本持ち込んだ。

 

羊蹄山 真狩ルート登山口にて入山届に記入し出発。午前6時。

 

いざ。

 

一合目。ここは昨日のコブ山に向かう途中でも通った道。

楽しく登り始める。

 

ここから未知の世界。二合目。笑

陽が登ってうっすら日なたが出てきた。少し暑く一枚脱いだ。

 

2.5合目あたりで雲海を見下ろす。感動している暇などない。

気温が上がってきて暑い。

 

三合目、四合目。暑い。そして無風。

二本目の水の蓋をあけた。

このペースで水足りるかな?と不安になる。

 

五合目。この辺りから少しずつ道が険しくなる。

岩がゴロゴロしていたりで歩きにくい。

暑すぎて汗が吹き出す。水、二本め消化。

 

六合目。ここで休憩しつつ軽い食事を取った。

この辺りから一合一合の間がやけに長く感じる。

気温は相変わらず上がり続けている。標高も。

 

七合目。

この辺りで水のペース配分を間違えている事に気がつくが時すでに遅し。

三本目。了。

もう景色を楽しむより、水と体力。

 

八合目。

やっと空が見えだす。気温は少し落ち着いた気がする。

もう少し、もう少し。山頂までもう少し。

 

すごい景色にもう余り出なくなった唾を飲み込む。

 

遂にここまで。九合目。

ここからは急な上、岩。岩。

 

やっと到着。ほぼ山頂のお鉢。

一番奥に見える辺りが実際の山頂。もうここは9.8合目くらいか。

水も残り少ないしここまででいいんじゃない?と脳内で囁かれるが、

お鉢一周一時間。ついでに山頂も見てみようじゃないか。と押し通し

再出発。

 

しんどい岩場をさらに登ります。景色は360度パノラマ北海道。

写真中央右に小さく見えますが、行き先を示す矢印がなかったら絶対道わからない。

 

 

 

そして、遂に。

 

午後12時30分ごろ。羊蹄山1,898m。山頂到着。

やはり暑い。

(ここで撮った動画たちも御多分に漏れず消えた。)

 

フラフラの中渾身の一枚。

 

少し雲が出てきたがすべて眼下にあるため太陽は容赦なく照りつける。

 

山頂で軽く食事を取り、下山をはじめる。

ただし、水が残り1本の為、喉がカラカラで味がしなかった。

 

下山はただただ必死に、残りの体力と相談しながらゆっくりと下った。

一合一合の間、こんなに長かったっけな?と。

 

セーブしてきた水も帰り四合目で誘惑に負け飲み干した。

地獄のような四合目からの下山だった。帰り着くまで変わらず暑かった。

 

唯一の水場、0.5合目あたりで流れ出す湧き水場に到着した時は周りの登山客に挨拶もせず一気に水を1Lほど汲み飲み干した。

 

以上がほぼほぼ人生初登山で羊蹄山。の記録。

練習のつもり、、なんてとんでもなかった。

 

 

 

キャンプ場に到着後、再び湧き水を好きなだけ飲み、頭から水をかぶり小さくて巨大な幸せを存分に味わった。

 

そのまま寝てしまうかと思ったが、変な元気が湧き出し【まっかり温泉】へ再訪した。

 

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※写真はまっかり温泉HPより(冬)

 

温泉に浸かりながら、あの山の頂上におったのか。さっきまで。。。

とか考えてる自分に浸りました。笑

体重が2kg落ちた。

 

キャンプ場に戻り、乾杯の儀。

いつもより美味しく感じるクラシック。

 

温泉で売ってたリコピン(三個200円)をツマミにしました。

これもなかなかの絶品で。

多分何か変な脳内物質が出ていたのでしょう。

 

練習登山(泣)の羊蹄山登頂も終わったし、

明日は次の場所目指して移動しましょうか。

 

続く。