2016夏 西日本横断キャンプツーリング
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2016年8月12日〜21日。10日間。
世間ではお盆休みと言われるこの時期、暇が出来たので旅に出る事にした。
旅と言うには冒険という要素は薄すぎる内容ではあるのだけども、バイクに跨って中〜長期間家を出る事を個人的に旅と呼ぶ事にしておる。
2015年夏の初北海道ツーリングをやってからというもの、あてもなく外出するのが好きになってしまった。
2016年5月の東北ツーリング
同年6月の2度目の北海道ツーリングに続いて今年3度目の旅に出る事にした訳であります。
取り敢えずの目的地は帰省も兼ねて福岡県は北九州市にある実家。
西日本横断と先に決めたので勝手な判断で出発地を名古屋付近とした。色々調べてみたが西日本の定義は曖昧なようだ。
■8/12 東京発琵琶湖行き(初日)
高速で名古屋まで走るため、出来るだけ安く済ませられるよう、午前3時出発。
これで深夜割引の30%オフで行ける。
蒸し暑い深夜の高速道路を走った。
お風呂大好きなもので、全国各地の無料入浴クーポンが使える温泉博士も忘れずに。
メッシュジャケットを購入してみた。
ラフ&ロード
写真で見る限りはパーカータイプで気に入っていたのだが、来てみるとどうもジャージ感が否めない。
てるちゃん
富士山仕様のてるちゃん。
仕事しすぎで暑い日が続いた。
まずは移動移動の1日でお昼頃琵琶湖着。
まずはかんぽの宿でひとっ風呂。
暑すぎて走る気力もなく早々に今夜のキャンプ場へ。琵琶湖はデカイ。
六ツ矢崎浜オートキャンプ場。
琵琶湖の西側にあるとても広いサイトのキャンプ場。料金は1500円と少しお高め。
冷水シャワーが最高に気持ちがいい。
この一本目のために一日走っていると言っても過言ではないと思う。
刺身をつまみながら、のんびり飲む時間が最高の贅沢だと感じる。バイクを眺めながら、というのも欠かせない。
夕暮れを見届けて、22時ごろ。就寝。
■8/13 琵琶湖発、砂で有名な鳥取行き(二日目)
ライダーの朝は早い。らしいのだ。
7時起床は普通。
本日は内陸を通りつつ目的地は鳥取砂丘。
せっせと走った記憶しかない。
15時ごろ目的地の鳥取砂丘に到着したがお盆の影響もあり凄い人の波だった為、スルー。
鮎の里で食べた鮎がとても不味かった。
川魚は難しい。
そのまま大山まで走ってキャンプを考えたが、一瞬頭によぎったビールが近所のキャンプ場へと己を導いた。
到着。
国道9号線に面した海沿い、北条キャンプ場。
大学生グループがBBQを各所で沢山やっているようだった為、出来るだけ端っこのサイトへ。
さっと設営をして、買い出しとお風呂へ。
の予定だったのだが、サイトへ向かうルートを間違えた。
サイト区画以外は流石の砂浜。サラサラなのです。
ずっぽりハマってしまった。
脱出不可能。どうやっても抜け出せない。
汗だくになりながら押したり引いたりアクセル回したりしたが、うんともすんとも。
この旅初のJAF出動。を要請したのだが、
忙しいからと頑なにお手伝いを拒んでおられた管理人さんが手伝いにやって来てくれた。
二人で持ち上げ無事に救出。
本当に本当に感謝を致した次第です。
一時はどうなる事かと。
今夜も夕暮れ前に無事設営完了。
海風の気持ち良いサイト。
風呂へ。お隣の羽合(ハワイ)町。
南国ムードたっぷり風の街。
走り疲れて着いても疲れて色々あったが、500mlを一本飲み干す頃には全て忘れてスマホゲームで遊んでいた。
6時起床。
昨晩は気温が高くメッシュ部が少ないテントでは寝にくかった。
入口のチャックを全開で目覚めたが蚊には襲われていなかった模様。
一応持ってきた寝袋も使う機会がない。
目的地まで320kmほど。
無料高速以外は使わないルールな為、せっせと走らねば。
良い道を選んでいる場合ではない。
Yahoo!カーナビに目的地を入力し、一般道の行程を丸投げした。
3日連続の晴天猛暑。
てるちゃんやる気十分。
曇りでいいんだよ、曇りで。
もう既に、せっかく買ったメッシュジャケットはお荷物と化している。
日中はそれほど暑い。
調子に乗って腕まくりをしていたら、豪快に日焼けをしてしまった。
※グロ注意
失礼しました。
16時、秋吉台オートキャンプ場に着。
ビールぷしゅ。
父、母、妹、甥っ子姪っ子、僕の6名。
賑やかな夜になりそうです。
溜まっていた二日分の洗濯を済ませ、
今夜は何も手伝わず飲み食いする係。
豪華なリビングスペースです。
虫取りでも教えてあげたいところだが、当の本人、虫が苦手で力になれず。
大勢のファミリーキャンパーとごく少数のライダーキャンパーで賑わっておりました。
実はもう一泊、ここでキャンプをします。
昨夜はメッシュタープの下で寝袋を使わず寝たら、思いの外寒く何度か目が覚めた。
朝食を取り、本日はノーバイクデー。
疲れが癒えます。
特に行きたい所もなく、車に乗り込み県内の海山をドライブします。
北部、青海島には特に何もなく、角島は大渋滞と豪雨に見舞われ、道の駅で風呂に入ってキャンプ場イン。
盆はどこも人が多い。
運転も無くのんびり疲れも取れた一日となった。
■8/16 秋吉台発、実家福岡へ(五日目)
ここ二日目間、飲み過ぎ夜更かしで朝が辛い。
昨夜はメッシュタープ、コットオンザシュラフで良い寝心地であった。
撤収前に併設の洞窟。景清洞へ。
中はヒンヤリ17°Cとのこと。
メッシュジャケットが役に立った。
薄暗くて狭いところが好きなのは昔から変わらない。テントの中も気に入っている。
撤収を済ませ、曇り空の秋吉台カルストロードを走行。
これで日本三大カルストと呼ばれる、秋吉台、平尾台、四国と来ることが出来た。
どこも素晴らしい景色だが、標高の高い四国カルストが個人的にはお気に入り。
走行の様子を撮ってもらっていたようで。
載せてみます。
運転姿勢如何でしょうか。
ここからおおよそ100km走って、実家へ。
久々に家で寝る。
■8/17 オフ日(六日目)
今日はゴロゴロしつつ、NCメンテ日。
昼前にオイルフィルターを買うため父親とお出掛け。
ファミリーユサ、南海部品、アストロプロダクツと周り買い出しを済ませ、灼熱の午後に作業を済ませた。(済ませてもらった)
本日のメニュー
・オイル交換
・チェーン洗浄、注油
・ホーン交換
夕方から久々にFLHに跨がり地元の海岸をドライブした。
溢れ出すパワーが気持ちよくつい2時間ほどブラブラしてしまった。
地元には海岸沿いに風車群もあり、改めて地元の景色の良さを感じる事が出来た。
住んでいた頃には感じなかったんだがなぁ。
明日からの旅再開の準備をして就寝。
■8/18 北九州発、宮崎県(七日目)
朝9時、いざ出発。
主な目的地は阿蘇。
その後は出来るだけ鹿児島に近付けるところまで進んでキャンプの予定。
今日も暑い。
阿蘇は変わらずの絶景であった。あった。。
折角なのに写真がない。
暑さに負けそうになり夢中で走ってしまった。
ドライブインで九州ではお馴染みのゴボ天うどん。
美味い!
草千里へ行こうとするも震災復旧の為、通行止め。
残念。
早く、復興して欲しい。
その後、酷道っぽい265、388と進んだ辺りで夕立ちに合う。道悪の夕立は恐ろしい。
雨具も間に合わずびしょ濡れのまま今夜の宿、
宮崎県、矢立高原キャンプ場へイン。
雨が降り止まないので無理言って東屋に張らせてもらった。
疲れ果て食欲も無いが、風呂には入りたい。
ここから20分ほど山を下る。18:30。
風呂から上がる頃には辺りは真っ暗になり、街灯も無い山道を震えながら帰った。
行くべきでは無かったかなと後悔した。
キャンプ場は標高が高い場所にあり、スマホは圏外である。
スマホが無いと急に不安になる現代っ子な為、やることも無く、無理やり飲んで22時就寝。
テントの中にて、ここでキャンプ旅を終了する事を決めた。
何故だか今日はすごく疲れた。
■8/19 人吉発、実家行き(八日目)
8時起床。
のーんびり寝ました。
本当は鹿児島を回って宮崎に戻ってくるような旅程で考えていたのだが、急に終わりたくなってしまった。
キャンプ場からキャンプ場への又三郎も疲れるもんだ。次回以降は考えねばな。
そうと決まればキャンプ場でボーッとして10時出発。
見るからに怖そうな橋を渡ってみたり(歩いて)しながら、
ズルして高速で北へ走り抜ける。
福岡市の方で同級生が店をやっているのでそこに立ち寄ろう。帰省のついでだ。
絶賛復興作業中の九州道を北に200km、博多区へやって来た。
駐車場を探すのも一苦労な都市である。
まずは、慣れない美容室へ立ち寄りヘアーカッツ。
お次はカレー屋さんへ。
非常に人気の店らしく行列が止まない。
その後、再度実家へ戻り焼肉屋へ行って就寝。
もはや旅は終わっている。
■8/20 北九州発、新門司港行き(九日目)
大部屋は苦手なので、なんとか滑り込みで二等洋室ゲット。
安心して眠れる。
のんびり8時起床。
やることも無いのでお昼過ぎまで洗車をしたり荷物をまとめたり。
やっぱ九州の締めはこれやろうもん!
という訳で締め豚骨ラー、替え玉硬め。
美味しゅう。たまらぬ。
やはり盆。フェリーターミナルはライダーだらけである。
中々始まらぬ乗船にイライラ。
ライダーは陽に晒されて暑いのだ。
(自分で勝手にバイクで来てるのだが。)
最終日、今夜の宿はこちら。
狭い。最高。
乗船と同じくして、さっと入浴。
乗り慣れて来た証か。笑
乾杯
同乗のCB400SF乗りの方と仲良くなりお話を致しつつ旅の思い出話を聞いたりしながら、日没。
何故だかフェリーから見る夕日は言葉にならない何かがあって大好きだ。
22:30頃、来島海峡大橋をくぐるのを見届けて就寝。
瀬戸内海を通る船はほとんど揺れを感じることも無くゆっくり眠れる。
■8/21 瀬戸内海のどこか発、東京行き(十日目)
朝5時、大阪南港に定刻着。
下船車両が多く、下船までに30分は待たされた。
後はここから500km強、走り続けるだけだ。
9時を超えるとまたまた非常に暑い。
アンダーシャツの袖をPAの度に水浸しにすると涼しく高速道路を快適に走れる事に気が付いた。
灼熱のロングに行かれる方は是非試していただきたし。
毎度の東名大和TNの渋滞にもハマり、4時起きの眠さとも格闘しつつ16時に無事、事故も無く帰宅した。
■最後に
長々と取り留めのない記事ですが、最後まで読んで下さりありがとうございます。
今回の総走行距離は2600km程でした。
またバイクとも仲良くなった気がします。
リアルタイム旅ツイッターもやっています。
もしよければお相手下さい^^
毎日走りきる事に必死で、道中の写真が無くツーリングブログというより、泊まった場所で飲んだビールの報告みたいになってしまいました。
もう少しゆっくり各地を旅してみたいと思っているのですが、同じ場所にとどまるのが苦手で悩みどころです。
走り出すと止まれないのは何故でしょうね。
次は南国の島ツーを計画中です。
終わり